パソコンのスペックの見方がしりたい!
ここでは、「自分でパソコンを選びたい!でもどこをみたら性能の違いが分かるの?」という疑問に答えていきます。今回は大学生が使うことが多い、ノートパソコンだけに話を限定します。
「スペック」はどうみればいいの?
パソコンを買うために性能を比較しようと思っても、CPUやメモリ、ストレージなど、良くわからない用語がいっぱい・・・
それでは一つ一つ見ていきましょう。
CPU
パソコンの頭脳です。どれだけ速く仕事がこなせるかはこのパーツにかかっているので、CPUの性能がそのパソコンの大体の性能を決めているといってもいいでしょう。たいていのパソコンにはインテルのCPUが入っているのですが、上3つは番号が大きいほど速いCPUになります。その下のアルファベット名のCPUは性能が低いです。
Core i7・・・重い作業もこなせる、最高性能のCPU
Core i5・・・たいていの作業ならこなせる、高性能CPU
Core i3・・・軽い作業ならこなせる、実用に十分なCPU
pentium・・・機能を抑えた廉価CPU
Celeron・・・さらに性能を落とした廉価CPU
Atom・・・省電力性能に特化した廉価CPU。パソコンにはちょっと苦しい
・メモリ
CPUが頭の速さだとしたら、メモリは机の広さだとよくたとえられます。メモリが多いと平行作業が得意だということですね。つまり動画を見ながらネットサーフィンしつつワードでレポートを書く・・・という状況でも、サクサクとパソコンが動いてくれるわけです。メモリは多いほど良いですが、だいたいCPUの性能に合わせて相場が決まっていて、
Corei7 = 8~16GB
Corei5 = 4~8GB
Corei3 = 2~4GB
その他=2~4GB
この程度が標準です。ここから大きくずれているパソコンだったら、おや?と思ってください。
・ストレージ
記憶装置のことで、その容量は音楽や動画がどれくらいたくさん入るかを示しています。ちなみにメモリーとは全く関係がないですよ。
このストレージには2種類あり、
HDD 遅いけど容量が大きい(500GB~1TB)
SSD 速いけど容量が小さい (64、128、256GB)
というような関係になっています。
私のおすすめとしては、ストレージの容量は多少はSDカードやUSBメモリーで補うことができるので、速度の速いSSDが良いと思います。パソコンの起動が、感動的に速いですよ。(しかしなんとか128GB以上は欲しいところです)
・パソコンのサイズ
基本的には、サイズ以外が全く同じ性能のパソコンを買おうとすると、
大きい 安い 15インチ
⇕ 13インチ
小さい 高い 11インチ
という図式が成り立ちます。サイズが小さいと軽くなる代わりに値段が高くなり、逆にサイズが大きいと重くて持ち運びにくい代わりに値段は安くなります。
どちらを選ぶかはあなたの使い方次第ですが、なにかと持ち運ぶことも多いので軽いモデル(11,13インチ)を選ぶとよいでしょう。1kg以下なら快適に持ち運べ、1~1,5kg程度なら持ち運ぶことは可能です。1,5kg以上のものを運ぶのはちょっと苦しいです。
・タッチパネルはあったほうがいい?
最近のパソコンには普通の画面のモデルのほかに、タッチパネルを搭載したモデルもあったりします。スマホ全盛のこの時代、タッチパネルがあったほうが都合が良さそうですが・・・
パソコンは、基本的にマウスを使って操作します。マウスは非常に使いやすいので、タッチパネルでないと困るという状況はまずありません。
そして最大の懸念事項は、タッチパネル搭載のディスプレイはキラキラしていることです。実際に家電量販店に行ってみればわかるのですが、タッチパネルのパソコンはディスプレイがツルっとしていて、光が映り込み、反射します。長時間パソコンを使うときはこれが原因で目が疲れることもありますし、日光の下では画面が見ずらいです。
果たしてタッチパネルを使うメリットにはそのデメリット以上の価値があるのか・・・
あなたの使い道次第ですが、よく考えて選んでくださいね。
・バッテリーについて
バッテリーは、基本長持ちすればするほどいいです。パソコンは意外とすぐに電池がなくなってしまうものです。
メーカーのサイトにバッテリーの駆動時間が書かれていますが、実際の駆動時間と大きくずれるメーカーもあるので、気になるパソコンがあったら事前にインターネットで調べておくとよいでしょう。
またパソコンによってはバッテリー容量が選べるモデルもありますが、多少の重量を引き換えにしてでも大容量バッテリーを選ぶ価値はあると思います。
それは、スマートフォンと違いそもそものバッテリー容量が大きいノートパソコンではモバイルバッテリーで充電できないことが多いので、後からどうにかしようと思っても対策できないからです。
初めに積んでいるバッテリーの容量がものを言います。
・外部端子
パソコンの裏や横には、様々な端子がついていると思います。端子の数はモデルによってピンキリですが、必要な順に上げると
という感じです。
USB
おなじみの端子で、これがないと始まりません。様々な周辺機器をつなげることができます。どんなパソコンにもついていると思いますが、端子が3つ以上あると便利です。
動画、音声を出力する端子で、プロジェクターや画面に映像を映すときにこの端子があれば便利です。今や必須装備といってもいいでしょう。
DVDドライブ
DVD、またはCDドライブは、そのまんまDVDなどを読み込むための装置です。大学生活では、英語や第二言語の教材にCDが使われていたり、資料としてDVDが使われることもあり、活躍する出番は結構多いです。軽量なモデルにはドライブがついていないものもありますが、普段から使う装置ではないと割り切ってしまうのもありです。外部のDVDドライブを購入すれば、それで読み込むことも可能です。
有線LAN端子
インターネットに接続するためのケーブルを繋ぐ端子です。家や学校には無線LANが飛んでいて必要ないかもしれませんが、宿泊施設などでは有線LANしかない所もあるので、パソコンにこの端子があれば困ることが減るでしょう。ただしそんなに気にする必要はない端子だと思います。
VGA端子
あまり聞きなれないかもしれませんが、プロジェクターにつなぐため端子です。ですが最近のプロジェクターはHDMIで接続できるものも増えているので、さほど気にする必要はありません。なかったらないでどうにでもなります。
とりあえず最低限、USBとHDMI端子があればよいでしょう。
まとめ
以上が、ノートパソコンの大まかなスペックの見方となります。
これらを把握しておけばパソコンを選ぶ際の「指標」ができ、あなたの選択を助けてくれることでしょう。
自分の使い道にあった、ベストなパソコンを見つけてください!!
Photo By Pakutaso